AIと電子工作系ブログ

趣味でやっている電子工作とtennsorflow等を使った何かを書いていきます。

iphoneバッテリー進化(体積あたり)

世の中の製品で使われているバッテリーがどのくらい進化しているのかを知りたかったので調べてみました。

今回はiphoneに使用されているバッテリーがどのくらい進化しているのかを見ていきます。

バッテリーの進化としては単純にバッテリー容量[mAh]と体積からの容量進化を確認してみます。
体積はバッテリー体積から割り出したかったのですが、バッテリーサイズに関する記載が調べても出てこなかったため、本体サイズから計算しています。
これだとバッテリーのみの進化だけでなく、基板サイズの縮小、ディスプレイの厚み減少などの進化も含まれてしまいますが、すべて含めてバッテリーの進化として見てみます。

下記表が、バッテリー容量[mAh]、iphoneサイズ、1cm3当たりのバッテリー量を計算した表になります。
iphoneは各年ごとの通常のiphoneのみを抜き出してきています。(proモデル等は除外)

発売年 機種 バッテリー容量[mAh] 縦[mm] 横[mm] 奥行[mm] 体積[cm3] mAh/cm3
2024 iPhone 16 3561 147.6 71.6 7.8 82.4 43.19942748
2023 iPhone 15 3349 146.6 70.6 8.3 85.4 39.22134906
2022 iPhone14 3279 146.7 71.5 7.8 81.8 40.07842611
2021 iPhone13 3227 146.7 71.5 7.7 80.2 40.21623172
2020 iPhone12 2815 146.7 71.5 7.4 77.6 36.26690743
2019 iPhone11 3110 150.9 75.7 8.3 94.8 32.80176232
2018 iPhoneXR 2942 150.9 75.7 8.3 94.8 31.02983432
2017 iPhone8 1821 138.4 67.3 7.3 68.0 26.78156374
2016 iPhone7 1960 138.3 67.1 7.1 65.9 29.74767461
2015 iPhone6S 1715 138.3 67.1 7.1 65.9 26.02921528
2014 iPhone6 1810 138.1 67.0 6.9 63.8 28.35051829
2013 iPhone5S 1560 123.8 58.6 7.6 55.1 28.29389551
2012 iPhone5 1440 123.8 58.6 7.6 55.1 26.11744201
2011 iPhone4S 1420 115.2 58.6 9.3 62.8 22.61805734
2010 iPhone4 1420 115.2 58.6 9.3 62.8 22.61805734
2009 iPhone3GS 1219 115.5 62.1 12.3 88.2 13.81735799
2008 iPhone3G 1150 115.5 62.1 12.3 88.2 13.03524339

表だけだとわかりずらいので、グラフで表示します。
まずは、バッテリー量[mAh]の単純の増加分を見ていきます。

2008年発売のiPhone3Gは1150[mA]に対して2024年発売のiphone16は3561[mA]で約3.1倍にバッテリー容量が増えています。



次にiphoneの体積を見ます。
これまでのiphoneは画面が大きくなったりしていて体積が増えているようなイメージだったのですが、厚さが薄くなったりしていて意外と減ったり増えたりしています。

iphone3gのころからiphone16を比べると若干体積が減っています。



次にバッテリー容量を体積で割って1cm3あたりのバッテリー容量を見てみます。

グラフを見ると一時期停滞している時期もありますが、iphone3gとiphone16を比べるとバッテリー容量は約3倍増えています。
ほぼバッテリー容量の上昇と同じですね。



私はiphone4sを初めて使い始めたスマホになり、今はiphone12を使用しているのですがiphone4のころから毎日iphoneを充電することは変わっておらず、
あまりバッテリーの進化は感じていなかったのですが3倍も進化していたようです。
バッテリーの進化に合わせてCPU等の消費電力も増大しておりあまり変わってないのでしょうね...

これからは半固体電池、固体電池等も出てきて徐々に進化していくと思うので楽しみです(固体電池がうまくいくのかはわかりませんが)